「 お 茶 」 に 出 会 っ て 知 っ た 、 著 者 の 発 見 と 感 動 の 体 験 記
この本は2011年に読んだ本の中でもベスト3に入るくらい好きな本です。まえがきを読んだ瞬間に、この本の持つ純粋なしずくのような感性を感じることができました。そのあとは一気に最後まで。著者の森下さんは普通の人だからこそ、普通の感覚で、お茶での等身大の気づきを丁寧にゆっくりと描いています。この本は、お茶の本でもあり、人生哲学でもあり、生き方を映した本でもあります。そして、そのどれかに一つだけに色分けされない自由さが、また心地良かったです。(2011年10月16日)