一夜雫は先代社長の閃きから生まれました。以来、高砂酒造では、厳しく冷え込む冬の夜になると、夜を徹して雪氷室(アイスドーム)作りが行われています。このように旭川の冬を活かした造りは他にもあり、美瑛の美しい丘に酒の入ったタンクを設置し、雪ですっぽりと包んで長期低温熟成させる「雪中貯蔵」、斗瓶に酒を詰め雪と氷とともに土中に埋め、春先から初夏まで長期熟成させる「氷雪囲い」などがあります。
厳寒の一夜に生まれる贅沢な酒。フルーティーでさっぱりした味わいと軽い余韻がうれしい高砂酒造の雫酒。
厳寒期の旭川、雪と氷のみで作られた雪氷室(アイスドーム)。この室の中は、温度・湿度共に酒造りには最高の条件が備わっております。静寂に包まれたアイスドームの中で、吊下げた酒袋から一滴一滴、落ちる雫のみを集めた酒が高砂酒造の一夜雫。自然の力で搾ることにより、酒の旨みが引き立つ美酒になりました。
大越智華子さんのアドバイスをもとに「日本百選」が選びました。
厳寒の旭川で、-15℃の夜に蔵人が氷と雪のアイスドームの中で搾った、北海道の自然ならではの大吟醸酒。