くさやは、製造から仕上がりまで4日間かかる伝統食品で、その香りと独特の風味はクセになる美味しさです。くさやは魚介類の中でも栄養価が高く、くさやにする事により、特にカルシウムはアアジの開きと比較すると、約25倍と栄養満点。八丈島のくさやは、におい控えめで柔らか仕上げです。中でも 「青むろあじ」は、別名「クサヤモロ」と呼ばれる最高級のくさや原料で、くさや製品の中で一番人気です。
地元八丈島近海で漁獲された「干物にするのがもったいない」鮮魚の魚がくさや原料です。
くさやを製造するのに使用する「くさや液」。元々は塩水でしたが、塩水を繰り返し使用している内に発酵し始めたのが、くさや液です。くさや液を一から作ることは不可能です。なぜなら、くさや液は生きているからです。保存料、添加物など一切含まれません。八丈島の風土ゆえに製造できる「くさや」です。
百選委員会のアドバイスをもとに「日本百選」が選びました。