日本百選 憲章 |
「日本百選」は日本に役立つことが理念です。その考えのもとに、日本を知る第1弾として100 のカテゴリーを設けて、そのカテゴリーに精通したアドバイザー、公的団体のご推薦、ご助言を得て、良品を百品だけに限定して掲示し、かつ買い求めることができる<良品百選>をスタートさせます。
この第1弾が基本に置いているのは、試行錯誤のうえで誕生したであろう良品に託されたモノづくりへの想いや熱情こそが、この国の未来を拓く活力になるという考え方です。事実、脈々と受け継がれる伝統的な良品には先人の英知と、洗練された精緻な技が垣間見え、それが琴線に触れて購入の動機になったりします。また歴史が浅くても、誰もが欲する良品には卓抜した特性があります。良品には共通して、感性を刺激するような作り手の真摯さ、そして次代を見据えた飽くなき挑戦心、探求心が息づいています。
大手のマス生産を否定はしません。それだけ汎用性に富む良品だと思います。しかしながら対極にあって遜色ない、いえ生産量ではかなわぬものの、それ以上の個性有る良品を作り上げている方もいます。無制限に商品を羅列して、安価や特典を誇示しての煽るような売上高競争は無意味と考えます。
大切なのは良品を通じて作り手の気概を推し量ること!日本の心技を知ること!ですから安売りは不適と言い切れます。暮らしの中で使いたい、未来のために残したい、海を越えて伝えたい、共感を広げたい-。そんな良品こそ、常に価値にふさわしい適価で販売すべきで、『良きモノに心ある良き買い手、そして良き使い手を―』。ともに日本を知りながら、「日本百選」が結びたいと思います。